| ようこそ、水のふるさとへ。
四国山地にぶつかった雨雲は、大量の雨に変わって、幾筋もの川になります。山地の南麓、土佐町に降る雨は年間平均2500ミリ。瀬戸内側の2年分の降水量にあたります。本川村瓶ヶ森を源とする吉野川は、その支流の水を集めながら、早明浦ダム湖へと注ぎ、徳島県へと流れています。四国一の大河、流路194キロの水の旅です。 早明浦ダムは、吉野川総合開発計画に基づくもので、昭和42年に着工し、昭和48年に完成しました。多目的ダムとして西日本一の規模を誇り、貯水量は全国第4位。四国4県に分水され、「四国の水がめ」として、多くの人々の暮らしや産業を支えるとともに、流域の洪水被害も軽減しました。 しかし、満々と水を湛えたダム湖の水底には、かつて、もうひとつのふるさとがあったことを私たちは決して忘れてはいません。土佐町にとって、吉野川は四国の生命を守る水であり、住民たちの心の水でもあります。 |
早明浦ダムを通じて水源地域の心を全国に発信しています。早明浦ダムは、単に水を供給するための装置ではありません。私たち水源地域と下流都市の人々を結ぶ交流の場でもあります。土佐町ではさらに水源地域に対する理解を深めてもらおうと、さまざまなイベントを通じて、全国に発信しています。 ダム湖は上流20キロにわたって約7.5キロ平方メートルの広大な水面を持ち、ブラックバスや、ヘラブナ釣りのメッカとして知られ、全国規模の大会も開かれています。湖面が広いことからゴムボートやジェットスキーを楽しむ人も増え、ボートを乗せた県外の車や、ライダーの姿が目立つようになりました。 また、堰堤から本四架橋のモデルとして建設された長さ321メートルの吊り橋・上吉野川橋までを一周する湖畔道路は、春には2000本の桜回廊となり、初夏にはあじさい、秋は紅葉と四季折々の美しさを湖面に映しています。土佐町では、ダム湖周辺をレクリエーションゾーンと位置づけ、「早明浦ダムアウトドアライフスポーツ環境整備」を進めています。 |
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| 水の力、森の力が創り出した渓谷の美しさ。 | |
| 四季折々、大自然のパノラマを見せる瀬戸川渓谷 土佐町は、吉野川へと注ぐ無数の支流を持っています。あまたの水は、谷をうがち、いくつもの滝や渓谷をつくってきました。なかでも稲叢山を源に発する瀬戸川は、山から湧き出る清水が長い年月をかけて刻んできた渓谷で、その美しさも格別です。原生林が繁る渓谷には、“吉野の青石”と呼ばれ、庭石として珍重される岩が累々と積み重なり、谷を覆う木々は季節折々に色を変えながら、訪れる人の目を楽しませてくれます。
渓谷にはアメガエリの滝など、隠れた名瀑もあり、断層を水が駆け下りるアメガエリの滝は、アメゴも登れず引き返すという意味をもつほどです。このあたりはアメゴの宝庫としても知られ、渓流釣りを楽しむ人たちも多く訪れます。
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