土佐町(町長 和田守也)は、基金運用を通じたSDGs(持続可能な開発目標)達成への取組として、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が発行するサステナビリティボンド(以下、「JICA債」という。)への投資を実施いたしました。
鉄道建設・運輸施設支援機構債
JRTTは、鉄道・運輸機構は、明日を担う交通ネットワークづくりへの貢献という基本理念にもとづき、我が国の交通ネットワークの整備を通じて経済社会の発展に寄与すべく、新幹線を始めとする鉄道の整備、船舶共有建造を通じた内航船舶の整備に取り組んできました。近年では、地域公共交通の活性化、国際貢献等などにも活動の場を広げています。
鉄道・船舶による交通ネットワークの整備・⽀援を⾏う独⽴⾏政法⼈として、我が国の鉄道ネットワークの整備を推進するため、国⼟交通軸を形成する新幹線や、都市圏における利便性の向上のための 都市鉄道等を建設しており、同団体が発行するサステナビリティボンドは、調達資⾦の100%がグリーン性の認められる事業へ充当され、環境改善効果についてアジア初のCBIプログラム認証を取得しているところです。
同機構が整備する鉄道や船舶は、他の輸送機関に比してCO2排出量が少ないというグリーン性と、人や地域をネットワークで結ぶことにより社会的課題に応えるソーシャル性を併せ持っています。こうした特色を踏まえ、資金調達でも独立行政法人としては初めて2017年にグリーンボンド、2019年にサステナビリティボンドを発行しています。
SDGsの推進
土佐町は「SDGsと住民幸福度に基づく“誰ひとり取り残されない”持続可能なまちづくり」の実現を掲げ、持続可能な土佐町のまちづくりを通じ、国際目標であるSDGsの達成に寄与することを目指しています。2020年7月には、こうした本町の取組が、自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取組であると評価され、国(内閣府)から高知県初となる「SDGs未来都市」に選定されました。また2021年3月には、SDGsの基盤となる概念を取り入れながら「2030年における土佐町のありたい姿」を描く第7次土佐町振興計画を策定したところです。町は、持続可能な社会の形成に寄与すべく、今後も社会的使命・役割を果たしていきたいと考えています。
土佐町による鉄道建設・運輸施設支援機構債への投資について
今回、土佐町が鉄道建設・運輸施設支援機構債への投資を実施したのは、JRTTが発行した第173回鉄道建設・運輸施設支援機構債債券です。
【本債権の概要】
・発行体 独立行政法人鉄道建設・運輸施設支援機構(R&I格付け:AA+、ムーディーズ格付け:A1)
・年 限 10年
・発行額 総額100億円(土佐町の投資額は1億円)
・発行日 令和7年2月27日
【お問い合わせ】
土佐町企画推進課 SDGs推進室(担当:尾﨑、町田、筒井) 電話:0887-82-2450