上級者向け

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  • 掲載日:2025/12/11
  • 更新日:2026/03/11

鎌滝山(かまたきやま) 標高1115.8m

鎌滝山(かまたきやま)の画像その1

土佐町の東北に位置し、早明浦ダムの北側に聳える急峻な山である。
鎌滝山には通夜堂があり、昔は女人禁制で、一の鎖、二の鎖、三の鎖があった。現在は三の鎖だけが残っている。
”前神寺から背負われて山を登る御神体の後ろには、前神寺で夜を明かし籠もった信者達が白装束に法螺貝を響かせながら列をなしたと云われる。通夜堂では採灯護摩が執行され、頂上には子祠があり、山を下ってくる信者達に精進落としのような接待が行われ大童であった。
現在、御神体は山を登ることはなく。小倉山前神寺で採灯護摩が執行されている。
登山口から尾根までの道は、土佐町和田や大河内から大淵を経て本山町屋所へ出て、汗見川を遡って伊予に入る往還道である。又、鎌滝山へ向けて横切り、縦切り、斜めの三角切りと云う道があってそれを「セト道」と呼び、毎年8月2日に八朔の赤飯を弁当にして、総出の道草刈りが行われていた”(「土佐町史」より)


鎌滝山(かまたきやま)の画像その2

アプローチは、大豊ICから左折し、国道439号を吉野川に沿って田井まで遡る。末広ショッピングセンターの前を右折し、早明浦ダム堰堤まで上がる。ダムの右手前方に鎌滝山が見える。堰堤を渡り左折し、駐車場を過ぎて直ぐのカーブを右に林道大淵線を直進すると道路の終点、大淵の登山口に着く。周辺に駐車スペースはあるが、旋回の邪魔にならないように。
登山口はビニールハウスの間を左に抜けると作業道にで、歩いて15分で峠分岐に着き、左手の杉林の往還道へ入る。道は平坦で歩きやすく、約10分で屋所へ通じる分岐に着く。そこからコースを左にとり進むと伐採跡の若林に出る。


鎌滝山(かまたきやま)の画像その3

ここからは右手に白髪山、きびす山が見え、道は急な登りとなり、前方正面に鎌滝山の岩壁がある。北に奥工石山、佐々連尾山等が見える。草むらの斜面を登り。竹薮を過ぎ、杉林に入ると分岐の道標が立っている。コースを右にとり雑木林の中、小さな尾根道を進むと、先程の左コースとの合流点に着き、ここに標識が立っている。楢や馬酔木の稜線道を進み、やがて大きな岩の間の急な登りを過ぎると、右側に窓ヶ岩と呼ばれる大岩がある。休憩がてら、展望を楽しむと良い。眼下にはダム湖が、南には国見山、笹ヶ峰、三辻山等の山々、東には白髪山の稜線が美しく、きびす山、梶ヶ森等、西には岩躑躅山が見える。小さなアップダウンの尾根道にはシャクナゲが群生し、春には目を楽しませてくれる。
樹間から断崖が右手に見える辺りから、木の根が剥き出す急な登り道となる。足元に注意しながら登ると稜線にで、右に進むと頂上に着く。頂上は余り広くなく、石積の上に地蔵様があり、大きな鎖が残っていて、住古の祭りが偲ばれる。展望は南に陣ヶ森、工石山、三辻山、笹ヶ峰、国見山等、東に梶ヶ森、剣山系の山々、白髪山、奥工石山が見える。 下山は往路を戻るか、途中分岐でコースを右にとり、テープを目印に稜線を下ると時間短縮になる。


経路その1


鎌滝山(かまたきやま)の画像その他1

鎌滝山(かまたきやま)の画像その他2

鎌滝山(かまたきやま)の画像その他3


鎌滝山(かまたきやま)の画像その他4

鎌滝山(かまたきやま)の画像その他5

鎌滝山(かまたきやま)の画像その他6

岩躑躅山(いわつつじやま) 標高1102.8m

岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その1

土佐町の中心よりやや北東に位置し、早明浦ダム湖の湖畔に聳え立つ岩峰の山である。
この山は土佐藩の「御留山」で、檜、栂、樅、榧、五葉松などの巨木があった。現在は杉、檜の人口林となっている。頂上付近には第三紀始新世の岩がそそり立ち、イワツツジ(トサノミツバツツジ)が群生しているところから岩躑躅山と名付けられたのではないだろうか。頂上付近の大断崖にはコミネカエデやナナカマドが生え、秋には断崖に紅葉が映えて美しい。四国では大豊町の杖立山と岩躑躅山にしかないマルバノキが自生する珍しい山でもある。


岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その2

登山コースは、和田コース、南川中村の作業道(上、下)コースの3コースがある。ここでは作業道(上)コースを紹介する。
アプローチは、愛媛県側は西条ICから国道194号を本川トンネル北口で左折し、県道本川大杉線(17号)を吉野川に沿って大川村小松まで下る。
高知県側は大豊ICから左折し、国道439号を吉野川に沿って土佐町土居まで行く。右折して県道本川大杉線(17号)を吉野川に沿って大川村小松まで遡る。ダム湖に架かる大川橋を渡り左折し、南川で七尾橋を渡り、中村の集落を通る。作業道を約10分走ると、標識のある中江産業私道手前のゲートに着く。(最近作業道が頂上の直ぐ下に延びていて、見晴らしの良い場所を新しい登山口とした。)


岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その3

鎖の手前の広場に駐車スペースはある。作業道を少しあるくと、登山口から早明浦ダムが真下に見え、すこぶる展望は良い。稜線上の登山道は余り整備されてなく、背丈位のササ薮があり歩きづらいが、約30分で頂上に着く。頂上から見る早明浦ダムは箱庭のようで、北に鎌滝山、佐々連尾山、奥工石山、白髪山、きびす山、梶ヶ森、国見山、笹ヶ峰、三辻山等の山々が遠望できる。
下山は往路を戻ると良い。


経路その2


岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他1

岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他2

岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他3


岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他4

岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他5

岩躑躅山(いわつつじやま)の画像その他6


稲叢山(いなむらやま) 標高1506.2

稲叢山(いなむらやま)の画像1

いの町(旧本川村)と土佐町の境に位置し、安徳天皇伝説のある二等三角点の山である。
山の由来は”この山は四方切り立った岩山で、「鬼城山」と云われ、鬼が住んでいると人々に恐れられていた。中央には池があり、その周りには稲のような草が生えていた。平家の一族が安徳天皇を奉じて稲叢山に逃れてきたが、作る畑もなく、食料もなく、仕方なく下山することになった。その時天皇が「この山にもきっと豊かな作物が稔るように」と神に祈りを捧げ、「鬼城山」を改名し、稲が稔る山の意味で、「稲村山」と名づけたといわれている。”(「本川郷風土記」より)
以前は頂上に安徳天皇を祀る稲村神社があったが今は本川村戸中の太平に移設されている。


稲叢山(いなむらやま)の画像2

登山コースは、稲村ダムコース、稲村トンネル南口コースなどがある。ここでは稲村ダムコースを紹介する。
いの町(旧本川村)からは国道194号本川生コン前を下流に、本川揚水発電所前の一ノ谷脇の山線を約30分走ると稲村トンネルへ着く。そこから約10分で稲村ダムに着く。
土佐町からは大川村小松の大川橋を渡り、瀬戸川沿いに南川、瀬戸、黒丸を経由して約40分で稲村ダムに着く。
登山口は本川揚水発電所管理棟の北(右)にあり、駐車場とトイレがある。
このコースは鉄塔の巡回路を利用した登山道で、登り始めは人口林の若林の中を登り、途中右手にロックヒルダムで使用した採石場が見える。若林が切れるとリョウブや楢等の雑木林となり、少し登ると左に鉄塔が建っている。(ここで少し休憩すると良い。)


稲叢山(いなむらやま)の画像3

登山道は平坦な道となり、楢や樅の混交林の中を進むと、西門山と稲村ダムの分岐に着く。右にコースをとれば西門山へ。コースを左にとり、シロモジ、ミツバ、アケボノ等のツツジ類とシャクナゲ、楓類の中、尾根筋の登山道を進むと小さなピークに着く。右手に石鎚山山系の山々を見ながらシャクナゲのトンネルを抜けると稲叢山に着く。
頂上は屹立した広い岩場で、稲叢大明神の祠がある。ここからの展望は石鎚山をはじめ、四国山地からの山々が鮮やかで、真下の大橋ダムや、稲村ダムが水をいっぱい溜めた姿は息を呑むほどに素晴らしい。又、東の下ったところから剣山山系の山々も見える。下山は往路を戻るか、南へ下り、稜線から左へ分かれ植林を下ると調整池にでる。ダムの横を登山口まで道路を歩く方法もある。


稲叢山(いなむらやま)へのルート


稲叢山(いなむらやま)のその他の画像1

稲叢山(いなむらやま)のその他の画像2

稲叢山(いなむらやま)のその他の画像3


稲叢山(いなむらやま)のその他の画像4

稲叢山(いなむらやま)のその他の画像5

稲叢山(いなむらやま)のその他の画像6



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